1.入札参加資格審査とは
入札参加資格審査とは、その機関が名簿に登録する業者として適切であるか審査し、適格であれば申請者の希望する業種や工事内容と共に名簿に登録する申請手続です。各行政機関が行う競争入札に参加するには、その機関の名簿に資格者として登録されている必要があります。
2. 公共工事を受注するメリット
公共工事を受注するメリットは民間工事と比較して主に以下の5つがあります。
- 社会的な信用力が高まる
- 自社に適した工事を狙える
- 工事代金の回収不能リスクが低い
- 前受金がもらえる
- 営業活動のための交際費等を減らすことができる
3.経営事項審査から入札までの一連の流れ
入札に参加するまでの大まかな流れとしては下記のとおりです。
(前提として建設業許可取得後)
決算変更届→経営状況分析→経営事項審査→ 入札参加資格審査→入札
更に具体的なフローで表すと下記の通りとなります。入札参加資格申請は赤箇所が該当します。
その年の所得を計算して申告し、税金を納めるための一連の手続きのことで、税理士等が行います。
税理士(若しくは自社)が作成した決算書を元に作成した建設業財務諸表や工事経歴書等を提出することで行政に1年の報告をします。
STEP2にて提出した建設業財務諸表をもとに登録経営状況分析機関に経営状況分析を依頼する。(約1週間で経営状況分析結果通知書が到着)
STEP3の経営状況分析結果通知書と必要書類を準備し、経審を受ける。(約2週間~1ヶ月で経審結果通知書が到着)
STEP4の経審の点数を参考に、入札に参加したい省庁、地方自治体等に対して入札参加登録をする。
STEP5の入札参加登録が完了すると、役所ごとの建設業者リストに掲載され、ランク分けが行われます。ランクごとにさまざまな金額の入札案件があります。
役所のホームページ等で工事案件を見つけて入札に参加します。電子入札がほとんどです。
4.料金について
弊所ではお客様の公共工事受注に向けて以下の金額でサポートさせていただいております。詳細な金額についてはお客様のご状況により異なりますのでご相談ください。
分類 | 報酬(税込) |
---|---|
建設業経営事項審査申請 | 88,000円~ |
経営状況分析申請 | 33,000円~ |
入札参加資格審査申請 | 88,000円~ |
以上になります。ご参考になりましたでしょうか。
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