こんにちは。東京都八王子市にある行政書士MSオフィス代表の森本さやかです。当オフィスは建設業許可を専門としており、建設業に関するあらゆるお悩みを解決すべく、皆様のサポートをさせていただいております。]
今回は「建設業許可はどのくらいの期間で取得することができるのか」と題して、許可を取得したいと思い立ってからどのくらい期間がかかるのかについて解説いたします。(弊所にご依頼していただく場合を想定しています。)
その前に建設業許可を取得するには、許可要件を満たしていて、かつ必要書類があることが前提となります。(許可要件については以下の記事をご参照してください。)
それでは、要件を満たしている場合(必要書類もある場合)と要件を満たしていない場合(必要書類がない場合も含む)の両方について、許可を取得するのにどのくらいの期間がかかるのかについて見ていきましょう。
許可要件を満たしている場合(必要書類もある場合)
まずは許可要件を満たしている場合(必要書類もある場合)です。その場合は、3か月程度です。
(お客様により1か月程度前後する場合があります。)
3ヶ月の内訳としては以下のとおりです。
- 申請準備から申請:約2か月
- 申請後:約1か月
それでは、具体的に申請準備・申請後にかかる期間の根拠を見ていきましょう。
① 申請準備から申請(約2か月)
「申請準備から申請」には大きく分かれて、3つの段階があり、「必要書類準備」、「申請書類作成」、「申請」を実施する必要があります。それぞれの段階で実施することについては以下のとおりです。
必要書類のご準備をお客様に実施していただきます。なお、必要書類の一覧については以下をご参照してください。
こちらの準備に約1か月かかることを想定します。ご準備が早いお客様ですと数日でご用意できる場合もありますし、本業が忙しい等でご準備が遅くなってしまうと1か月以上かかる場合もあります。
お客様から預かった必要書類をもとに、弊所で申請書を作成します。
こちらは約1か月かかることを想定していますが、早ければ1週間程度で完了する場合もありますし、お客様がご準備した必要書類が誤っていたり、不足する場合は、その旨をご案内し再度準備していただくので1か月以上かかる場合もあります。
許可を取得したい都道府県庁に申請をします。申請自体は数時間で完了します。
② 申請後(約1か月)
弊所で申請した後、申請した都道府県庁による審査が行われます。
この審査には約1か月かかります。
許可要件を満たしていない場合(必要書類がない場合も含む)
続いて、許可要件を満たしていない場合です。その場合は早くて数か月先、遅い場合は数年先の場合もあります。
(お客様のご状況により異なります。)
- 事前準備:数か月~数年
- 申請準備:約2か月
- 申請後:約1か月
それでは、具体的に事前準備・申請準備・申請後にかかる期間の根拠を見ていきましょう。
① 事前準備(数か月~数年)
許可要件を満たしていない場合
許可要件を満たしていない場合は、まず事前準備として6つの許可要件を満たすことが必要です。その中でも特に経管(経営業務の管理責任者)、専技(専任技術者)の要件を満たすのに時間がかかってしまう傾向が多いです。
経管・専技の経験年数が足りていない場合は、その年数が経過するまで待たなければなりません。
年数を待てないという方は、経管・専技の要件を満たしている方を新たに雇用すれば、待たなくて済む可能性がありますので検討してみてはいかがでしょうか。
必要書類がない場合
許可要件は満たしているが、それを証明するための書類が残っていない場合などは、探していただいたり、他の代替書類がないかの検討や、可能であれば再発行等をする必要があります。
② 申請準備から申請(約2か月)
こちらは「許可要件を満たしている場合(必要書類もある場合)」の「申請準備から申請」と同様になりますので割愛します。
③ 申請後(約1か月)
こちらは「許可要件を満たしている場合(必要書類もある場合)」の「申請後」と同様になりますので割愛します。
まとめ
今回は「建設業許可はどのくらいの期間で取得することができるのか」と題して、許可を取得したいと思い立ってからどのくらい期間がかかるのかについて解説しました。
まとめると、許可要件を満たしている場合(必要書類もある場合)では約3か月、満たしていない場合(必要書類がない場合も含む)ではさらに数か月~数年かかることがお分かりになったと思います。
許可要件を満たしているかのご相談については無料で実施していますので、お気軽にご相談していただけますと幸いです。
以上です。ご参考になりましたでしょうか。
お困りのこと・相談したいことがございましたら下記のお問い合わせフォームからお願いいたします。